Pythonでは、リストというデータ構造を使うことができます。複数のデータをまとめる時はリストを使うのが一般的です。リストにデータを追加するには「append」というリストのメソッドを使います。これを使うことでリストにデータを追加することができます。
基本的な方法
まずは、基本的な方法から説明します。for文を使って、リストに要素を追加する方法は以下のようになります。
numbers = [] # 空のリストを作成
for i in range(5):
numbers.append(i) # リストに要素を追加
print(numbers) # [0, 1, 2, 3, 4] と表示される
このコードでは、 range(5)
を使って0から4までの整数を生成し、それぞれの整数をnumbersリストに追加しています。
条件を満たす要素だけを追加する方法
次に、条件を満たす要素だけをリストに追加する方法を説明します。例として、偶数だけをリストに追加する方法を見てみましょう。
even_numbers = [] # 空のリストを作成
for i in range(10):
if i % 2 == 0: # 偶数の場合
even_numbers.append(i) # リストに要素を追加
print(even_numbers) # [0, 2, 4, 6, 8] と表示される
このコードでは、 range(10)
を使って0から9までの整数を生成し、それぞれの整数が偶数である場合にeven_numbersリストに追加しています。
リスト内包表記を使った方法
最後に、リスト内包表記を使った方法を説明します。リスト内包表記は、リストを生成する際に、より簡潔なコードで書くことができる機能です。
squares = [i**2 for i in range(5)] # リスト内包表記を使ってリストを生成
print(squares) # [0, 1, 4, 9, 16] と表示される
このコードでは、 range(5)
を使って0から4までの整数を生成し、それぞれの整数の二乗をsquaresリストに追加しています。リスト内包表記を使うことで、for文とappend関数を使った方法よりも短いコードでリストを生成できます。
以上が、for文とappend関数を組み合わせてリストに要素を追加する方法の解説です。.