PythonのMatplotlibライブラリを使用して、複数のグラフを一つの図に描く方法を解説します。この記事では、plt.subplots()
とplt.subplot()
の使い方について詳しく説明します。
plt.subplots()の基本的な使い方
plt.subplots()
は、FigureとAxesを同時に生成する便利な関数です。以下にその基本的な使い方を示します。
fig, ax = plt.subplots()
このコードは、FigureとAxesを同時に生成します。Figureは描画領域全体を表し、Axesは一つ一つのプロットを描く領域を表します。
plt.subplot()の基本的な使い方
plt.subplot()
は、一つの図の中に複数の小さなプロット(サブプロット)を配置するための関数です。以下にその基本的な使い方を示します。
plt.subplot(211)
このコードは、図を2行1列に分割し、そのうちの1番目の領域を指定します。
サブプロットの作成例
以下に、plt.subplots()
とplt.subplot()
を使用したサブプロットの作成例を示します。
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
# データの生成
x = np.linspace(-np.pi, np.pi)
y_sin = np.sin(x)
y_cos = np.cos(x)
# サブプロットの作成
fig, ax = plt.subplots(2, 1)
# 1つ目のサブプロットにsinカーブをプロット
ax[0].plot(x, y_sin)
ax[0].set_title('sin')
# 2つ目のサブプロットにcosカーブをプロット
ax[1].plot(x, y_cos)
ax[1].set_title('cos')
# グラフの表示
plt.tight_layout()
plt.show()
このコードは、sinカーブとcosカーブをそれぞれ別のサブプロットにプロットする例です。
以上が、PythonのMatplotlibライブラリを使用してサブプロットを作成する基本的な方法です。これらの知識を活用して、より複雑なグラフの描画に挑戦してみてください。.