Pythonのロギングライブラリは非常に便利で、様々な機能を提供しています。その中でも、カスタムログレベルの設定は特に有用です。この記事では、Pythonでカスタムログレベルを設定する方法について詳しく解説します。
カスタムログレベルの追加
Pythonのロギングライブラリでは、カスタムログレベルを追加することが可能です。以下にその方法を示します。
import logging
DEBUG_LEVELV_NUM = 9
logging.addLevelName(DEBUG_LEVELV_NUM, "DEBUGV")
def debugv(self, message, *args, **kws):
if self.isEnabledFor(DEBUG_LEVELV_NUM):
self._log(DEBUG_LEVELV_NUM, message, args, **kws)
logging.Logger.debugv = debugv
このコードでは、新たなログレベルDEBUGV
を定義し、そのレベルでのログ出力を可能にしています。
ログレベルの変更
ログレベルはbasicConfig
を使って変更することができます。以下にその方法を示します。
import logging
logging.basicConfig(level=logging.DEBUG)
logging.critical('critical')
logging.error('error')
logging.warning('warning')
logging.info('info')
logging.debug('debug')
このコードでは、ログレベルをDEBUG
に設定しています。これにより、DEBUG
レベル以上のすべてのログが出力されます。
ログのフォーマット
ログの出力形式も自由に設定することができます。以下にその方法を示します。
import logging
formatter = '%(asctime)s - %(name)s - %(levelname)s - %(message)s'
logging.basicConfig(level=logging.DEBUG, format=formatter)
logging.info('log msg sample')
このコードでは、ログの出力形式を'%(asctime)s - %(name)s - %(levelname)s - %(message)s'
に設定しています。これにより、ログの出力がこの形式に従って行われます。
以上がPythonでカスタムログレベルを設定する方法になります。この機能を活用して、より詳細なログ出力を行いましょう。