Pythonのロギングモジュールでは、ログメッセージのフォーマットをカスタマイズすることが可能です。これにより、ログメッセージに追加の情報を含めることができます。以下に、その方法を示します。
まず、基本的なロギング設定を行います。次のコードでは、ロガーの名前とログレベルを設定しています。
import logging
logger = logging.getLogger(__name__)
logger.setLevel(logging.DEBUG)
次に、カスタムフォーマッタを作成します。この例では、app_name
という新しいフィールドを追加しています。
formatter = logging.Formatter('%(asctime)s %(app_name)s : %(message)s')
このフォーマッタをハンドラに設定します。
handler = logging.StreamHandler()
handler.setFormatter(formatter)
logger.addHandler(handler)
最後に、ログメッセージを出力します。このとき、extra
パラメータを使用して、カスタムフィールドの値を指定します。
logger.info('Hello, world!', extra={'app_name': 'MyApp'})
以上のコードを実行すると、次のようなログメッセージが出力されます。
2024-03-05 17:27:51 MyApp : Hello, world!
このように、Pythonのロギングモジュールを使用すれば、ログメッセージのフォーマットを自由にカスタマイズすることができます。これにより、ログメッセージに任意の情報を含めることが可能となり、より詳細なログ分析を行うことができます。