Pythonでは、べき乗の計算を行うための2つの主な方法があります。それらは **
演算子と pow()
関数です。
**演算子とpow()関数の違い
Pythonでは、**
は演算子であり、pow()
は関数です。演算子は演算を行う指示で、**
は「べき乗という演算をする」という意味があります。一方、関数は演算子などを用いて行う一連の処理をまとめたものです。
例えば、以下のように pow()
関数は「べき乗計算を行う」という関数なので、以下のコードと一緒だと思っておけば良いでしょう。
def pow(a, b):
result = a ** b
return result
pow()関数の第3の引数
pow()
関数には第3の引数があり、整数を指定することができます。これを指定した場合、べき乗の結果を指定した整数で割ったあまりが得られます。指定しなかった場合はデフォルトでNoneが設定されているので前節で見た通りです。
def pow(a, b, c=None):
result = a ** b
if c is not None:
result = result % c
return result
べき乗の速度比較
**
と pow()
の実行速度を比較することも可能です。ただし、べき乗計算にどちらの方法を使うか考えるよりもアルゴリズム自体を洗練させることに時間を使った方が良いです。
小数のべき乗
小数のべき乗も計算できます。例えば、以下のように計算することができます。
print(0.5 ** 3) # 0.125
print(-1.5 ** -1) # -0.6666666666666666
print(0.5 ** 0.5) # 0.7071067811865476
print(-1.5 ** 2) # 2.25
以上がPythonでのべき乗と少数の取り扱いについての基本的な情報です。これらの知識を活用して、Pythonプログラミングをより効率的に行うことができます。