Pythonでの浮動小数点数（float）の扱い

Pythonは、読みやすく、表現力豊かなプログラミング言語です。データ分析、ウェブ開発、自動化、人工知能など、幅広い分野で利用されています。

Pythonには、以下のようなデータ型があります:

この記事では、Pythonにおける浮動小数点数（float）について詳しく解説します。

浮動小数点数 (float)の基本的な概念

浮動小数点数は、小数点を持つ数値を表すためのデータ型です。Pythonでは、浮動小数点数は float 型として扱われ、さまざまな計算に利用されます。

例えば、以下のように浮動小数点数を定義し、その型を確認することができます:

num1 = 1.5
print(type(num1))  # <class 'float'>

また、他の型をfloat型に変換する場合には、以下のように記述します:

pi = float('3.141592')
print(pi)  # 3.141592
print(type(pi))  # <class 'float'>

浮動小数点数は、基本的な算数演算に利用できます。例えば、以下のように加算を行うことができます:

num1 = 1.5
num2 = 2.5
print(num1 + num2)  # 4.0

浮動小数点数の精度と誤差には注意が必要です。コンピューターの中では、基数を 2 とする (2進法の) 分数として表現されており、厳密には値を正確に表現出来ない場合があります。Python で厳密な計算を行いたい場合には decimal 型を使用します。

以上、Pythonでの浮動小数点数（float）の扱いについて解説しました。これらの基本的な知識を理解することで、Pythonプログラミングの幅が広がります。.