Pythonでのロギングは、デバッグや情報の追跡に非常に役立ちます。特に、変数の名前と値を記録することは、コードの動作を理解し、問題を特定するのに重要です。
Loggerの作成と設定
Pythonのlogging
モジュールを使用してロガーを作成します。このロガーは、ログメッセージを生成し、それらを適切な出力チャネルに送信します。
from logging import getLogger, INFO
logger = getLogger(__name__)
logger.setLevel(INFO)
上記のコードでは、getLogger
関数に__name__
を渡してロガーを作成しています。__name__
は、現在のモジュール名(スクリプトが直接実行されている場合は__main__
)を表します。
変数の名前と値をログに記録する
変数の名前と値をログに記録するには、f-stringの形式指定子を使用します。Python 3.8以降では、f-string内で等号=
を使用することで、変数の名前と値を一緒に出力できます。
my_variable = "Hello, World!"
logger.info(f'{my_variable=}')
このコードは、INFO:__main__:my_variable='Hello, World!'
というログメッセージを生成します。
まとめ
Pythonのlogging
モジュールは、コードの動作を追跡し、問題を特定するための強力なツールです。変数の名前と値をログに記録することで、コードの状態をより詳細に理解することができます。これは、特に複雑なシステムや長期間実行されるアプリケーションで有用です。