Pythonはそのシンプルさと強力な機能から、初心者からプロの開発者まで幅広く利用されています。特に、ループとif文はPythonプログラミングの基本的な要素であり、これらを理解し活用することで、より効率的で読みやすいコードを書くことができます。
ループとは
ループはある処理を繰り返し行いたい場合に用いる文法です。Pythonでは主にfor
文を使ってループ処理を行います。for
文はリストの長さ分だけ繰り返しが発生し、変数には1繰り返しごとにリストの要素が順番に代入されます。
for i in [1, 2, 3]:
print(i)
上記のコードでは、for
文を使って、1から3までを順番に出力しています。
if文とは
if
文は、ある条件が満たされるかによって処理を変えたいときに条件分岐をするために使います。if
の後ろに条件文を記述し、条件が満たされるなら条件文はTrueを返しif
文の中の処理が実行されます。
x = 10
if x > 10:
print("xは10より大きいです")
elif x < 10:
print("xは10より小さいです")
else:
print("xは10です")
この場合、x
の値が10なので、最初の条件と最後の条件のどちらも満たされますが、最初の条件が先に評価されます。
ループとif文の組み合わせ
for
文とif
文を組み合わせることで、より複雑な処理を行うことができます。例えば、リストから偶数だけを抽出して新しいリストを作るプログラムを考えてみましょう。
numList1 = [3, 5, 6, 8, 4, 10, 11, 14,16, 13, 5, 86, 9, 54]
numList2 =[]
for i in numList1:
if i % 2 == 0:
numList2.append(i)
print(numList2)
このプログラムでは、numList1
からfor
文で順番に整数を取り出し、if
文で偶数かどうかを判定します。偶数だった場合のみnumList2.append(i)
が実行され、numList2
に追加されます。
以上がPythonのループとif文の基本的な使い方です。これらを理解し活用することで、より効率的で読みやすいコードを書くことができます。.