Pythonでは、プログラムの実行中に問題が発生した場合、エラーメッセージを表示してプログラムを停止させることができます。しかし、問題が発生したときにプログラムを停止させずに、警告メッセージを表示してプログラムを続行したい場合もあります。そのような場合には、raise
文ではなくwarnings
モジュールを使用します。
raise
文とwarnings
モジュール
Pythonのraise
文は、プログラムで問題が発生した際に自分で例外を作成して投げることができます。しかし、raise
文を使用するとプログラムが停止してしまいます。そのため、問題が発生したときに警告メッセージを表示してプログラムを続行したい場合には、raise
文ではなくwarnings
モジュールを使用します。
warnings
モジュールの使用方法
warnings
モジュールのwarn
関数を使用すると、警告メッセージを表示しながらプログラムを続行することができます。以下にその使用例を示します。
import warnings
def is_zero(i):
if i == 0:
warnings.warn("the input is 0!")
else:
print("OK")
return i
is_zero(0)
このコードでは、関数is_zero
に0が渡されたときに警告メッセージを表示します。しかし、警告メッセージが表示された後もプログラムは続行され、関数is_zero
は引数i
を返します。
まとめ
Pythonでは、raise
文を使用するとプログラムで問題が発生した際に自分で例外を作成して投げることができます。しかし、raise
文を使用するとプログラムが停止してしまいます。そのため、問題が発生したときに警告メッセージを表示してプログラムを続行したい場合には、raise
文ではなくwarnings
モジュールを使用します。warnings
モジュールのwarn
関数を使用すると、警告メッセージを表示しながらプログラムを続行することができます。