Pythonでは、UUIDとロギングを組み合わせて使用することで、各APIリクエストや特定の処理に一意な識別子を割り当て、それをログに記録することが可能です。これにより、問題が発生した際に特定のリクエストや処理を追跡しやすくなります。
UUIDの生成
Pythonでは、uuid
モジュールを使用してUUIDを生成することができます。このモジュールはPython3では標準ライブラリとしてバンドルされているため、すぐに使用することができます。
import uuid
print(uuid.uuid1())
上記のコードは、時刻とMACアドレスを利用したUUID(バージョン1)を生成します。
ロギングの設定
Pythonのlogging
モジュールを使用すると、ログの出力レベルやフォーマットを設定することができます。また、getLogger
関数を使用してloggerオブジェクトを作成し、それを通じてロギングを行うことが推奨されています。
from logging import getLogger, INFO
logger = getLogger(__name__)
logger.setLevel(INFO)
上記のコードは、INFOレベル以上のログを出力するように設定したloggerオブジェクトを作成します。
UUIDとロギングの組み合わせ
UUIDとロギングを組み合わせることで、各リクエストや処理に一意な識別子を割り当て、それをログに記録することができます。以下にその一例を示します。
logger = Logger()
def flask_view():
request_uuid = i_get_a_uuid_here()
logger.append_keys(uuid=request_uuid)
call_foo()
def call_foo():
logger.info("foo happened")
上記のコードでは、各フラスクのビューでUUIDが生成され、それがloggerに追加されます。その後、call_foo
関数が呼び出され、”foo happened”というメッセージとともにUUIDがログに記録されます。
このように、PythonのUUIDとロギングを組み合わせることで、各リクエストや処理を追跡しやすくなり、問題解析を効率的に行うことができます。.