Pythonでは、スレッドとタイマーを組み合わせることで、定期的に特定の処理を実行することが可能です。このような機能は、ゲーム開発におけるQuick Time Event(QTE)の実装などに利用できます。
以下に、PythonでQTEを実装する一例を示します。
import threading
import time
def event():
print("Event triggered!")
def start_qte(interval):
t = threading.Timer(interval, event)
t.start()
start_qte(5)
このコードでは、event
関数が定義され、その中で何らかのイベント(ここではメッセージの表示)が発生します。そして、start_qte
関数を呼び出すことで、指定した間隔(ここでは5秒)後にevent
関数が実行されます。
ただし、この方法では一度しかイベントが発生しません。定期的にイベントを発生させるには、イベントが発生した後に再度タイマーを設定する必要があります。
import threading
import time
def event():
print("Event triggered!")
start_qte(5)
def start_qte(interval):
t = threading.Timer(interval, event)
t.start()
start_qte(5)
このコードでは、event
関数の中でstart_qte
関数が呼び出されています。これにより、イベントが発生するたびに新たなタイマーが設定され、定期的にイベントが発生し続けます。
以上がPythonでQuick Time Eventを実装する基本的な方法です。具体的なゲーム開発においては、イベントの内容やタイマーの間隔などをゲームの進行状況に応じて動的に変更するなど、さらに複雑な制御が必要となる場合もあります。しかし、Pythonのスレッドとタイマーを理解し、適切に利用することで、多様なイベント駆動型のプログラムを実装することが可能です。