Pythonのqrcode
ライブラリを使用してQRコードを生成する際、エラー訂正の機能が重要な役割を果たします。エラー訂正は、QRコードが部分的に損傷または汚れていても、正しくデータを読み取ることができるようにする機能です。
qrcode
ライブラリでは、以下の4つのエラー訂正レベルが提供されています:
ERROR_CORRECT_L
: 約7%以下のエラーを訂正できます。ERROR_CORRECT_M
: 約15%以下のエラーを訂正できます。ERROR_CORRECT_Q
: 約25%以下のエラーを訂正できます。ERROR_CORRECT_H
: 約30%以下のエラーを訂正できます。
これらのエラー訂正レベルは、QRコードのQRCode
クラスオブジェクトを作成する際にerror_correction
パラメータとして指定できます。以下に、エラー訂正レベルをERROR_CORRECT_M
に設定してQRコードを生成するPythonのコード例を示します:
import qrcode
from PIL import Image
qr = qrcode.QRCode(
version=10, # QRコードの大きさ
error_correction=qrcode.constants.ERROR_CORRECT_M, # 約15%以下の誤りを訂正
box_size=2, # サイズとピクセル数
border=8 # 境界線の太さ
)
qr.add_data('[5](https://www.python.jp/)')
qr.make()
_img = qr.make_image(fill_color="black", back_color="#ffffff")
_img.save('qrcode.png')
img = Image.open('qrcode.png')
img.show()
このように、Pythonのqrcode
ライブラリを使用すると、エラー訂正レベルを自由に設定して、さまざまな状況に対応したQRコードを簡単に生成することができます。.