Pythonでは、Matlabのfind
関数と同等の機能を提供するライブラリがいくつかあります。その中でも、numpy
ライブラリのargwhere
関数は、特にfind
関数と同様の働きをします。
numpyのargwhere関数の使用例
以下に、Matlabのfind
関数とPythonのnumpy.argwhere
関数の使用例を示します。
Matlabの例:
x = reshape(0:11, [], 4)';
[n, m] = find(mod(x, 3) == 0)
出力:
n = 1 2 3 4
m = 1 1 1 1
Pythonの例:
import numpy as np
x = np.arange(12).reshape(4, -1)
np.argwhere(x % 3 == 0)
出力:
array([[0, 0],
[1, 0],
[2, 0],
[3, 0]])
このように、numpy.argwhere
関数を使うことで、Matlabのfind
関数と同様の操作をPythonで行うことが可能です。ただし、Pythonではインデックスが0から始まることに注意が必要です。
注意点
ただし、Matlabのfind
関数の一部の機能は、numpy.argwhere
関数だけでは実現できません。例えば、’first’や’last’のようなオプションを指定して、条件を満たす要素を先頭から1つだけ、または末尾から3つだけ取得するといった操作は、numpy.argwhere
関数だけでは実現できません。
そのような場合は、全ての要素を取得した後で必要な部分だけを取り出すか、forループを使って書き下すことが考えられます。
以上が、PythonでMatlabのfind
関数を使う方法についての説明です。Pythonで科学計算を行う際には、numpy
ライブラリが非常に便利なツールとなります。.