Pythonのurllibライブラリを使用する際に、OpenSSLとの互換性に関する問題が発生することがあります。この記事では、そのような問題の一つとその解決策について説明します。
urllibとOpenSSL
urllib3のバージョンv2.0は、OpenSSL 1.1.1+を必要とします。しかし、ある環境ではsslモジュールがLibreSSL 2.8.3でコンパイルされているため、urllib3 v2.0と互換性がありません。
問題の発生
この問題は、OpenAIのAPIを使用するプロジェクトのチュートリアルを進めている際に発生しました。pip install openaiを実行した後、import openaiを試みると、sslモジュールがLibreSSLではなくOpenSSLでコンパイルされているというエラーが表示されました。
解決策
この問題を解決するための一つの方法は、urllib3のバージョンをダウングレードすることです。以下のコマンドを実行することで、urllib3のバージョンを1.26.6にダウングレードできます。
python3 -m pip install urllib3==1.26.6
もう一つの解決策は、OpenSSLのバージョンを上げることです。OpenSSLのバージョンを1.1.1以上にすることで、この問題を回避できます。
以上が、PythonのurllibとOpenSSLの互換性問題とその解決策についての説明です。この情報が皆さんの問題解決の一助となれば幸いです。