Pythonのunittestフレームワークでは、グローバル変数を扱う方法があります。以下にその詳細を説明します。
グローバル変数の設定
Pythonのunittestでは、グローバル変数は関数やクラス定義の外部で定義され、同じモジュール内の任意の関数やクラスからアクセスできます。これらの変数は、複数のテストケースで使用されるデータや設定オプションを格納するのに便利です。
例えば、以下のようなコードがあるとします。
# main.py
# IMPORTS
from colorama import init, Fore, Back, Style
from typing import List, Tuple
# GLOBAL VARIABLE
feedback = False
# SET FEEDBACK METHOD
def setFeedback(feedbackInput):
# ACCESS TO GLOBAL VARIABLES
global feedback
# SET FEEDBACK VALUE
if(feedbackInput == 'y'):
feedback = True
else:
feedback = False
このコードでは、setFeedback
関数がグローバル変数feedback
の値を変更します。feedbackInput
が'y'
の場合、feedback
はTrue
になり、それ以外の場合はFalse
になります。
unittestでのグローバル変数のテスト
unittestでこのようなグローバル変数をテストするには、以下のようなテストケースを作成します。
# test_main.py
import unittest
from main import *
class TestMain(unittest.TestCase):
def test_setFeedback(self):
self.assertFalse(feedback)
setFeedback('y')
self.assertTrue(feedback)
このテストケースでは、まずfeedback
がFalse
であることを確認し、次にsetFeedback('y')
を呼び出してfeedback
をTrue
に変更し、その結果を確認します。
しかし、このテストケースを実行すると、AssertionError: False is not true.
というエラーが発生します。これは、テストケースの実行中にグローバル変数がリセットされるためです。
グローバル変数のモック
この問題を解決するためには、グローバル変数をモックすることがあります。モックは、テスト中にオブジェクトの振る舞いをシミュレートするためのテクニックです。
以下のようにmock.patch
を使用してグローバル変数をモックすることができます。
from mock import patch
@patch('module.variable', new_value)
この方法を使用すれば、テストケースの実行中にグローバル変数の値がリセットされる問題を回避できます。
以上が、Pythonのunittestでグローバル変数を扱う方法についての説明です。これらのテクニックを使用すれば、Pythonのunittestでより効率的なテストケースを作成することができます。