TypeScriptは、JavaScriptに静的型付けを加えたプログラミング言語であり、Web開発やNode.jsなどの環境で広く利用されています。プロジェクトを進める中で、利用しているTypeScriptのバージョンを確認することは重要です。ここでは、TypeScriptのバージョンを確認するための方法について説明します。
コマンドラインでの確認
- グローバルな TypeScript のバージョンを確認する:
bash
tsc --version
このコマンドは、グローバルにインストールされている TypeScript パッケージのバージョンを表示します。
- プロジェクト内の TypeScript のバージョンを確認する:
プロジェクトごとに異なる TypeScript バージョンを使用している場合は、プロジェクトのルートディレクトリで以下のコマンドを実行します。
bash
npx tsc --version
npx
は、プロジェクト内にローカルにインストールされている TypeScript パッケージを使用するためのコマンドです。
プロジェクトの設定ファイルからの確認
TypeScriptプロジェクトは通常、tsconfig.json
と呼ばれる設定ファイルを持っています。このファイルからも TypeScript のバージョンを確認できます。
{
"compilerOptions": {
"target": "es5",
"module": "commonjs",
"strict": true
}
}
上記の例では、”compilerOptions”内の”target”がTypeScriptのターゲットバージョンを示しています。この場合は”es5″です。
TypeScriptのバージョンを確認する方法はいくつかありますが、プロジェクト内のバージョンを正確に把握することは、互換性や機能の利用などを考慮する上で重要です。バージョンに注意して、安定した開発環境を構築しましょう。