VSCodeでPythonを書く際に、型チェックを行う方法を紹介します。型チェックはコードの品質を保つために重要な作業で、VSCodeとmypyを組み合わせることで、効率的に型チェックを行うことができます。
VSCodeとmypyの設定
まずは、VSCodeとmypyの設定方法から始めます。
- まず、mypyをインストールします。以下のコマンドを実行します。
pip install mypy
-
次に、VSCodeの”Python”拡張機能をインストールします。拡張機能のメニューからMarketplace検索を行い、”python”というキーワードを入れるとすぐに見つかるはずです。
-
VSCodeの設定ファイルを以下のように編集します。
{
"python.defaultInterpreterPath": "venv/bin/python",
"python.linting.mypyEnabled": true,
"python.linting.mypyPath": "venv/bin/mypy"
}
これで、VSCode上でファイルを保存するとmypyによる型チェックが行われるようになります。
型エラーの確認
型エラーがどのように表示されるかを確認してみましょう。以下のようなコードを書いてみます。
def add(a, b):
return a + b
def main():
result = add(1, "2")
if __name__ == "__main__":
main()
このコードを保存すると、VSCode上で警告が表示されます。これは、add
関数の引数b
が文字列であるため、整数と文字列の加算が行われているという型エラーを示しています。
以上が、VSCodeでPythonの型チェックを行う方法です。この設定を行うことで、Pythonのコードをより安全に、そして効率的に書くことができます。