この記事では、WSL上のUbuntuでPythonをアップグレードする方法について説明します。
Pythonのインストール
Ubuntu 22.04では、デフォルトでPython 3.10がインストールされています。しかし、特定のバージョンのPythonが必要な場合や、最新バージョンのPythonを使用したい場合は、以下の手順でPythonをアップグレードできます。
- パッケージリストを更新します:
sudo apt update - 必要なライブラリをインストールします:
sudo apt install build-essential zlib1g-dev libncurses5-dev libgdbm-dev libnss3-dev libssl-dev libsqlite3-dev libreadline-dev libffi-dev curl libbz2-dev - Pythonのバイナリパッケージをダウンロードします:
wget https://www.python.org/ftp/python/3.10.8/Python-3.10.8.tgz - パッケージを解凍します:
tar -xzf Python-3.10.8.tgz - configureスクリプトを実行します:
cd Python-3.10.8 ./configure --enable-optimizations - Python 3.10をビルドします:
make -j 2 - Python 3.10をインストールします:
sudo make install - インストールを確認します:
python3.10 
これでPython 3.10.8がインストールされ、python3.10と入力するとPython 3.10.8が起動します。
Pythonのデフォルトバージョンの変更
Python 3.10をpythonと入力したときにデフォルトで実行されるようにするには、以下の手順を実行します。
~/.bashrcファイルを変更して、次の行を追加します:alias python='/usr/local/bin/python3.10'- 現在のシェルで有効にするために、次のコマンドを実行します:
source ~/.bashrc 
これで、python --versionコマンドを使用すると、Python 3.10.8が表示されるはずです。
以上がWSL上のUbuntuでPythonをアップグレードする方法です。この情報が皆さんのお役に立てれば幸いです。