Pythonを使用したPower BIの自動化

PythonとPower BIを組み合わせることで、データ分析と可視化をより強力にすることができます。特に、Pythonを使用してPower BI Desktopを自動更新する方法が注目されています。

Power BIとPythonの連携

Power BIはMicrosoftが提供するビジネス分析サービスで、ユーザーはレポートやダッシュボードを作成することができます。一方、Pythonはデータ分析や可視化のために広く使われているプログラミング言語です。これらを連携させることで、データ分析・可視化をよりパワーアップさせることができます。

PythonでPower BI Desktopを自動更新する

PythonでPower BI Desktopを自動更新するためには、Windows 10 Proのタスクスケジューラを使って、Pythonのプログラムを定期実行します。具体的には、Pywinautoを使ってGUIでpbixファイルを開いて、「更新」ボタンをクリックしてから保存します。

以下に、PythonでPower BI Desktopを自動更新するためのコードを示します。

import os
import sys
import time
from pywinauto import Desktop, Application, keyboard

def main(workbook):
    exe = 'PBIDesktop.exe'
    os.system('start \"\" \"{0}\"'.format(workbook))
    app = Application(backend='uia').connect(path=exe)
    time.sleep(60)
    try:
        win = app.window(title_re = '.*Power BI Desktop')
        win.set_focus()
        win.ホーム.wait("visible")
        win.ホーム.click_input()
        win.更新.wait("visible")
        win.更新.click_input()
        win.キャンセル.wait_not("visible",timeout=6000)
        keyboard.send_keys("^s")
        time.sleep(120)
    except Exception as e:
        print(e)
    finally:
        app.kill()

if __name__ == '__main__':
    try:
        file_path = sys.argv[1]
    except (IndexError):
        print('ファイルを指定してください。 ')
        sys.exit()
    main(file_path)

このコードは、指定したpbixファイルを開き、「更新」ボタンをクリックしてから保存するという処理を自動化しています。これにより、Power BI Desktopの更新作業を自動化することが可能になります。

まとめ

PythonとPower BIを組み合わせることで、データ分析と可視化を強化し、作業の自動化を実現することができます。特に、Pythonを使用してPower BI Desktopを自動更新する方法は、データ分析作業を効率化するための有力な手段となります。