Pythonは、そのシンプルさと汎用性から多くの分野で利用されています。今回は、Pythonを使ってBMI(Body Mass Index)を計算するプログラムを作成します。
BMI計算とは
BMIは、体重と身長から算出される指数で、肥満度を判断するための一つの基準となります。計算式は以下の通りです。
$$
BMI = \frac{体重(kg)}{身長(m)^2}
$$
この値に基づいて、痩せているか、肥満であるかという基準が設けられています。
PythonでのBMI計算プログラム
PythonでBMIを計算するプログラムを作成する際には、以下のようなコードを使用します。
def bmi(h, w = False, j = False):
# 標準体重を計算
s_weight = round(22*(h/100)**2, 2)
# BMI(body mass index)を計算
x = round(w/((h/100)**2), 2)
# WHO の基準
if x < 16: advice_w = "痩せすぎです"
elif 16 <= x < 17: advice_w = "痩せています"
elif 17 <= x < 18.5: advice_w = "痩せ気味です"
elif 18.5 <= x < 25: advice_w = "普通体重です"
elif 25 <= x < 30: advice_w = "前肥満です"
elif 30 <= x < 35: advice_w = "肥満(1度)です"
elif 35 <= x < 40: advice_w = "肥満(2度)です"
else: advice_w = "肥満(3度)です"
# 日本の基準
if x < 18.5: advice_j = "低体重です"
elif 18.5 <= x < 25: advice_j = "普通体重です"
elif 25 <= x < 30: advice_j = "肥満(1度)です"
elif 30 <= x < 35: advice_j = "肥満(2度)です"
elif 35 <= x < 40: advice_j = "肥満(3度)です"
elif x > 40: advice_j = "肥満です"
# 体重を省略すると標準体重のみを返します
if w == False: return s_weight
# 第3引数をTrueにすると日本基準で返します
elif j == True: return x, s_weight, advice_j
# 第3引数がTrue以外の値であればWHO基準で返します
else: return x, s_weight, advice_w
このプログラムでは、身長と体重を引数に取り、BMIと標準体重を計算します。また、WHOの基準と日本の基準に基づいて肥満度を判断します。
まとめ
Pythonを使ってBMIを計算するプログラムを作成することは、Pythonの基本的な機能を理解し、実践的な問題解決に活用する良い例です。このようなプログラムを作成することで、Pythonのデータ型や関数の使い方について深く理解することができます。.