PythonをWindowsにインストールする際、全ユーザーがPythonを利用できるようにするためのオプションがあります。この記事では、その手順と注意点について説明します。
Pythonの全ユーザーインストール
Pythonのインストーラーは、全ユーザーがPythonを利用できるようにするオプションを提供しています。具体的には、インストーラーの「Customize installation」を選択し、「Install for all users」をチェックすることで、全ユーザーがPythonを利用できるようになります。
ただし、全ユーザーがPythonを利用できるようにする場合、インストール場所を各ユーザーがアクセスできる場所に設定する必要があります。
インストール場所の確認方法
既にPythonがインストールされている場合、Pythonがどこにインストールされているかは、Pythonを起動してsys.exec_prefix
を実行することで確認できます。
import sys
sys.exec_prefix
上記のコマンドを実行すると、Python本体のファイルがインストールされているディレクトリが表示されます。
注意点
全ユーザーがPythonを利用できるようにする場合、インストール場所を各ユーザーがアクセスできる場所に設定する必要があります。そのため、インストール場所の選択には注意が必要です。
また、Pythonのデフォルトのインストール場所はユーザーディレクトリ内のAppData¥Local¥Programs¥Python
となります。しかし、全ユーザーがPythonを利用できるようにする場合、インストール場所はC:¥Program Files
またはC:¥Program Files (x86)
に変わります。
以上がPythonの全ユーザーインストールについての説明です。Pythonを全ユーザーで利用したい場合は、上記の手順と注意点を参考にしてみてください。.