Pythonでは、エラーハンドリングは次のように行います。
try:
# 危険な処理
except Exception as e:
# 例外処理
try
ブロック内で発生した例外オブジェクトはexcept Exception as e:
のe
に格納されます。
例えば、次のコードでは10 / 0
の演算でZeroDivisionError
が発生します。
try:
result = 10 / 0
except ZeroDivisionError:
print("0で割ることはできません")
この場合、ZeroDivisionError
というエラーが発生し、そのエラーオブジェクトがe
変数に割り当てられます。
エラーオブジェクトにはエラーに関連する詳細情報が含まれているので、これによってエラーの内容についてより具体的に理解することができます。
また、複数のエラーを捕捉することもできます。
try:
# エラーが発生する可能性があるコード
result = 10 / 0
except ZeroDivisionError:
print("0で割ることはできません")
except FileNotFoundError:
print("ファイルが見つかりません")
このように、Pythonの例外処理は非常に柔軟で、エラーの種類や内容に応じて適切な処理を行うことができます。これにより、プログラムのロバスト性を高めることができます。