Pythonでは、プログラム内でエラーと判断されると、その種類によってさまざまな「例外オブジェクト」が生成され、処理へ返されます。例外オブジェクトはビルトインの Exception クラスのオブジェクト、または、その派生クラスのオブジェクトです。
例外オブジェクトの基本
Pythonではエラーハンドリングを次のように行います。
try:
# 危険な処理
except Exception as e:
# 例外処理
try句で発生した例外オブジェクトは except Exception as e:
の e
に格納されます。格納する変数名は任意のもので構いませんが、一般には e
が用いられている印象です。
例外オブジェクトの利用
例外オブジェクトを用いることでシンプルな情報を取得することが可能です。
try:
1/0
except Exception as e:
print(e.__class__.__name__) # ZeroDivisionError
print(e.args)
print(e) # division by zero
print(f"{e.__class__.__name__}: {e}") # ZeroDivisionError: division by zero
基本的に個人開発等で必要なのは例外名とその説明程度だと思いますので以上で十分かと思いますが。
まとめ
Pythonの例外処理は、エラーハンドリングのための重要な機能です。例外オブジェクトを理解し、適切に利用することで、より堅牢なプログラムを作成することが可能になります。