Pythonは多くの予約語と組み込み関数を持っています。これらの予約語や組み込み関数は、Pythonのプログラムを作成・実行する時に、「命令、宣言などで使用される単語」です。予約語とは、識別子(変数名、関数名、クラス名など)として使用できない、あらかじめ意味を持ったキーワードのことを指します。
例えば、Pythonの予約語には、if
やclass
などがあります。これらの単語を変数名や関数名として使用すると、Pythonインタープリターが、命令文なのか、変数名なのか区別できなくなります。そのため、命令文などの単語は、「変数名で使わないように」ということで、「予約語」とされています。
Pythonの予約語の一覧は、keyword.kwlist
で取得できます。以下にそのサンプルコードを示します。
import keyword
print(keyword.kwlist)
このコードを実行すると、Pythonの予約語の一覧が出力されます。
また、Pythonの組み込み関数も同様に重要です。組み込み関数とは、言語が標準で用意してくれている関数のことを言います。これらの関数は、特定の操作を行うために頻繁に使用されます。
今回は、特にtype
関数に焦点を当ててみましょう。type
関数は、引数として渡されたオブジェクトの型を返す組み込み関数です。以下にその使用例を示します。
x = 10
print(type(x))
このコードを実行すると、<class 'int'>
が出力されます。これは、変数x
の型がint
(整数)であることを示しています。
以上が、Pythonの予約語と組み込み関数についての基本的な説明です。これらの理解は、Pythonプログラミングの基礎を理解する上で非常に重要です。特に、予約語と組み込み関数の名前を変数名や関数名として使用しないように注意することは、バグを防ぐ上で重要です。