Pythonのlogging
ライブラリは、ログを出力するための強力なツールです。このライブラリを使用すると、ログにレベルを設定して出し分けることができます。
ログレベルとは
ログレベルは、ログメッセージの重要度を示すもので、Pythonのlogging
ライブラリでは以下の5つのログレベルがあります。
- CRITICAL
- ERROR
- WARNING
- INFO
- DEBUG
これらのログレベルは、setLevel
メソッドを使用して設定します。設定したログレベルよりも重要度が低いログメッセージは無視され、同じかそれ以上の重要度を持つログメッセージのみが出力されます。
import logging
logging.basicConfig(level=logging.DEBUG)
logging.critical('critical')
logging.error('error')
logging.warning('warning')
logging.info('info')
logging.debug('debug')
上記のコードでは、ログレベルをDEBUGに設定しているため、すべてのログメッセージが出力されます。
ログのフォーマット
logging
ライブラリでは、ログメッセージのフォーマットも自由に設定することができます。以下に、ログメッセージのフォーマットを設定する例を示します。
import logging
formatter = '%(asctime)s - %(name)s - %(levelname)s - %(message)s'
logging.basicConfig(level=logging.DEBUG, format=formatter)
logging.info('This is an info message.')
このコードでは、ログメッセージのフォーマットを'%(asctime)s - %(name)s - %(levelname)s - %(message)s'
に設定しています。このフォーマットでは、ログメッセージは時間、名前、ログレベル、メッセージの順に表示されます。
まとめ
Pythonのlogging
ライブラリは、ログレベルを設定してログを出し分けることができ、またログメッセージのフォーマットも自由に設定することができます。これにより、開発者は自分のニーズに合わせてログをカスタマイズすることができます。.