Pythonのwhile文: 基本と使い方

Pythonのwhile文は、特定の条件が真である限り繰り返し処理を行うための制御構造です。以下にその基本的な書き方を示します。

while 条件式:
    処理

この構文では、条件式が真（True）である限り処理が繰り返し実行されます。処理は一つ以上のPythonのステートメントで、インデント（通常は半角スペース4つ）でブロックを形成します。

例えば、次のコードは0から4までの数字を順に出力します。

num = 0
while num < 5:
    print(num)
    num += 1

このコードでは、num < 5という条件が真である間、print(num)とnum += 1という二つのステートメントが繰り返し実行されます。num += 1はnumの値を1増やす操作で、これにより繰り返しの度に出力される数字が1ずつ増え、最終的にはnum < 5の条件が偽（False）になりwhile文の実行が終了します。

また、while文の中にはif文を使うことも可能です。以下の例では、2の倍数と3の倍数を判別して出力します。

a = 0
while a < 10:
    a = a + 1
    if a % 2 == 0:
        print(str(a) + ": 2の倍数")
    elif a % 3 == 0:
        print(str(a) + ": 3の倍数")
    else:
        print(str(a) + ": 2・3の倍数以外")

このように、Pythonのwhile文は条件に基づく繰り返し処理を行う強力なツールです。ただし、無限ループを避けるためには、適切な終了条件を設定することが重要です。.