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Pythonの仮想環境(venv)を複製する方法について説明します。この記事は、Pythonのvenvを別の場所にコピーしたいと考えている方向けです。

仮想環境の複製方法

以下に、Pythonの仮想環境を複製する手順を示します。

  1. コピー元の仮想環境をアクティブ化します。
    $ source <仮想環境パス>/bin/activate

  2. コピー元の仮想環境のPythonバージョンを確認します。
    (仮想環境)$ python --version
    Python 3.X.Y

  3. コピー元の仮想環境のパッケージ情報を抽出します。
    (仮想環境)$ pip freeze > requirements.txt

  4. コピー元の仮想環境を終了します。
    (仮想環境)$ deactivate

  5. 確認したコピー元のPythonバージョンを起動します。

  6. コピー先の新規仮想環境を作成します。
    $ python -m venv <仮想環境名>

  7. コピー先の新規仮想環境をアクティブ化します。
    $ source <新規仮想環境パス>/bin/activate

  8. コピー先の仮想環境へpipでパッケージをまとめてインストールします。
    (コピー先の仮想環境)$ pip install -r requirements.txt

これで、Pythonの仮想環境の複製が完了します。

注意点

仮想環境のフォルダを単純にコピー&ペーストするだけでは、仮想環境は正常に動作しません。これは、activateスクリプトが元の仮想環境の場所に紐づいているためです。したがって、新しい場所で仮想環境を正しく動作させるには、上記の手順を実行する必要があります。

まとめ

この記事では、Pythonの仮想環境を複製する方法について説明しました。この情報が、Pythonのvenvを別の場所にコピーしたいと考えている方々の参考になれば幸いです。

投稿者 admin

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