Pythonの仮想環境ツールであるvenv
を使用して、Pythonのバージョンを切り替える方法について説明します。
venvの仮想環境の作成
まずは、Pythonの仮想環境を作成します。以下のコマンドを実行します。
python3.8 -m venv .venv38
これで、Python 3.8の仮想環境.venv38
が作成されます。
仮想環境への入り方
次に、現在のシェルからこの仮想環境に入る方法です。以下のコマンドを実行します。
source .venv38/bin/activate
これで仮想環境に入れます。入った証としてシェルプロンプトの先頭に(.env38)
が付与されます。
Pythonバージョンの切り替え
Pythonのバージョンを切り替えるには、以下の手順を実行します。
- ローカル環境のPythonバージョンを仮想環境で利用したいバージョンに切り替える。
python -m venv [venvディレクトリ] --clear
で仮想環境をクリアする。
以上の手順で、Pythonのバージョンを切り替えることができます。
注意点
venv
の--clear
オプションを利用して仮想環境を一度クリアすると、venv
環境にpip install
していたモジュールはクリアされるので、再度インストールする必要があります。
以上が、Pythonのvenv
を使ったバージョン切り替え方法になります。この方法を利用すれば、Pythonのバージョン管理を効率的に行うことができます。