Pythonのset
は、順序がなく、重複した値を持たないデータ構造です。set
に新しい要素を追加するためには、add()
メソッドを使用します。
set_test = set() # 空のsetを作成
set_test.add("Django") # 要素を追加
print(set_test) # 出力: {'Django'}
add()
メソッドは、引数として与えた値をset
の要素として追加します。しかし、set
の一つの特徴として、重複した値を持たないことがあります。したがって、既に存在する要素と同じものをadd()
で追加しようとしても、その要素は追加されません。
set_test = {"Django"}
set_test.add("Django") # 重複する要素を追加
print(set_test) # 出力: {'Django'}
上記の例では、set_test
に既に”Django”が存在しているにも関わらず、同じ”Django”を再度追加しようとしました。しかし、出力結果は依然として{‘Django’}であり、重複した”Django”は追加されていません。
このように、Pythonのset
とadd()
メソッドを使用すると、データの重複を避けながら要素を効率的に管理することができます。これは、大量のデータを扱う際に特に有用です。
以上がPythonのset
とadd()
メソッド、そして重複要素の扱いについての基本的な説明です。これらの知識を活用して、Pythonプログラミングの幅を広げてみてください。