Pythonのrange()
関数は、整数の範囲を表すPythonオブジェクトを作成します。通常、数値は連続していますが、それらを間隔をあけて配置することも指定できます。range()
関数は1つ、2つ、または3つの引数を取ることができます。
# 例1: 0から始まる範囲
print(list(range(5))) # [0, 1, 2, 3, 4]
# 例2: 開始と終了を指定した範囲
print(list(range(1, 7))) # [1, 2, 3, 4, 5, 6]
# 例3: 開始、終了、ステップを指定した範囲
print(list(range(1, 20, 2))) # [1, 3, 5, 7, 9, 11, 13, 15, 17, 19]
上記の例では、list()
を使用して各範囲の個々の要素を明示的にリスト化しています。
range()
関数の3つの引数は次のように対応します:
– start
: 範囲の開始点を指定します。この数値は範囲に含まれます。指定しない場合、デフォルトは0です。
– stop
: 範囲の終了点を指定します。この数値は範囲に含まれません。
– step
: 範囲内の数値間の増分を指定します。指定しない場合、デフォルトは1です。
このように、Pythonのrange()
関数は、数値の範囲を効率的に表現するための強力なツールです。ただし、ループの中でrange()
関数を避けるべき場合もあります。その代わりに、enumerate()
やzip()
などの関数を使用することで、より効率的なコードを書くことができます。