Pythonのデバッグモジュールであるpdbを使用していると、特定のループをスキップしたい場合があります。この記事では、その方法を説明します。
まず、pdbのuntil
コマンドを使用してループをスキップする方法を見てみましょう。ループの最後の行に移動(next
またはn
を使用)し、その後until
またはunt
を使用します。これにより、ループの直後の次の行に移動します。
また、ループの後にブレークポイントを設定し、continue
(またはc
)を使用してそのブレークポイントまで実行を続けることもできます。
しかし、ループの最後の行に移動するのが面倒な場合や、ループ内でbreakpoint()
を設定している場合(Python 3では動作しない可能性があります)、別の方法が必要です。そのような場合、pdb.set_trace()
を再定義して、set_trace()
関数を無効にすることができます。具体的には、以下のようにします:
pdb.set_trace = lambda: None # set_trace()関数を置き換えます!
これにより、set_trace()
が呼び出されてもブレークポイントが設定されなくなります。
以上が、Pythonのpdbを使用してループをスキップするいくつかの方法です。デバッグ作業を効率化するために、これらのテクニックを活用してみてください。