Pythonのord
関数は、文字をUnicode値に変換するための便利なツールです。この関数は、1文字の文字列を引数として受け取り、その文字のUnicodeコードポイントを整数として返します。
print(ord('a')) # 97
print(ord('あ')) # 12354
上記の例では、文字’a’と’あ’のUnicode値がそれぞれ97と12354であることを示しています。
ただし、ord
関数は1文字に対してのみ有効であり、複数の文字に対してord
関数を使用するとエラーが発生します。
print(ord('aa')) # TypeError: ord() expected a character, but string of length 2 found
このような場合、複数の文字に対してord
関数を適用するためには、for文やwhile文を使用して各文字に対してループを行うことが推奨されます。
また、Unicode値から文字列に変換するためのchr
関数も存在します。この関数はord
関数と逆の操作を行い、Unicode値を引数として受け取り、対応する文字を返します。
print(chr(97)) # a
print(chr(12354)) # あ
以上がPythonのord
関数とchr
関数の基本的な使い方になります。これらの関数を使うことで、Pythonで文字とUnicode値の間の変換を簡単に行うことができます。