Pythonには、文字をUnicode値に変換するord
関数と、その逆の操作を行うchr
関数があります。
ord関数
ord
関数は、長さ1の文字列を引数に取り、その文字のUnicodeコードポイントを整数で返します。例えば、ord('a')
は整数97を返し、ord(u'\\u2020')
は8224を返します。
chr関数
chr
関数は、整数を引数に取り、その整数のASCIIコードに対応する文字を返します。例えば、chr(97)
は文字列’a’を返します。これはord
関数の逆の操作になります。
これらの関数を使うことで、Pythonでは簡単に文字とコードポイントの間の変換が可能になります。これは、テキスト処理やデータ分析など、様々な場面で役立つ機能です。
例
以下に、ord
関数とchr
関数を使った簡単な例を示します。
# 文字をUnicode値に変換
print(ord('A')) # 出力:65
# Unicode値を文字に変換
print(chr(65)) # 出力:A
このように、ord
関数とchr
関数を使うことで、Pythonで文字とコードポイントの間の変換が簡単に行えます。これらの関数を理解し、適切に使うことで、Pythonのテキスト処理の幅が広がります。