Pythonでファイルを開くための関数には、主にopen
関数とcodecs.open
関数の2種類があります。これらの関数はどちらも広く使われていますが、それぞれに特性と利用シーンがあります。
open関数とcodecs.open関数の違い
open
関数とcodecs.open
関数の主な違いは、codecs.open
関数がPython2系でエンコードしたファイルを開ける能力を持っている点です。一方で、open
関数は処理速度が早いという特性があります。
ソースコードの比較
open
関数とcodecs.open
関数の使用例を以下に示します。
# open関数の使用例
with open('file.txt', 'r', encoding='utf-8') as f:
text = f.read()
# codecs.open関数の使用例
import codecs
with codecs.open('file.txt', 'r', encoding='utf-8') as f:
text = f.read()
open
関数は標準ライブラリに含まれているため、特別なimportは必要ありません。一方、codecs.open
関数を使用するにはcodecs
ライブラリのimportが必要です。
処理速度の比較
処理速度については、open
関数の方がcodecs.open
関数よりも早いとされています。具体的な速度は状況によりますが、一般的にはopen
関数の方が高速です。
まとめ
open
関数とcodecs.open
関数、どちらを使用するかは使用シーンによります。open
関数は処理速度が早い一方、codecs.open
関数はPython2系でエンコードしたファイルを開けるという特性があります。どちらの関数もその使いどころによります。