Python 3.10では、新たな構文としてmatch-case
が導入されました。この構文は、構造的パターンマッチングとも呼ばれ、非常に強力な機能を持っています。
また、Pythonの正規表現では、大文字小文字を区別しないマッチングを行うためのフラグre.IGNORECASE
やre.I
が提供されています。これらのフラグを使用すると、re.compile
を使用せずに大文字小文字を区別しないマッチングを行うことができます。
以下に、これらの機能を組み合わせたコードの例を示します。
import re
# 大文字小文字を区別しないマッチング
pattern = re.compile('test', re.IGNORECASE)
result = pattern.match('TeSt')
print(result) # <re.Match object; span=(0, 4), match='TeSt'>
# match-case構文
point = (33, 4)
match point:
case (0, 0):
print("原点")
case (0, y):
print(f"Y={y}")
case (x, 0):
print(f"X={x}")
case (x, y):
print(f"X={x}, Y={y}")
case _:
print("座標ではありません")
このように、Pythonのmatch-case
構文と正規表現を組み合わせることで、より柔軟なコードを書くことが可能になります。これらの機能を理解し、うまく活用してPythonicなコードを書くことをお勧めします。