Pythonのmap
関数は、指定された関数をシーケンス(リストやタプルなど)の各要素に適用して、新しいイテレータを生成する組み込み関数です。この関数は、反復処理を簡潔に記述するために使用されます。
一方、str.upper
は文字列を大文字に変換するメソッドです。これらを組み合わせることで、シーケンスの各要素を大文字に変換することができます。
以下に具体的なコードを示します。
words = ["apple", "banana", "cherry"]
upper_words = map(str.upper, words)
print(list(upper_words)) # ['APPLE', 'BANANA', 'CHERRY']
このコードでは、words
というリストの各要素に対してstr.upper
を適用しています。map
関数は、各要素に対して指定された関数を適用し、その結果を含む新しいイテレータオブジェクトを生成します。最後に、イテレータオブジェクトをリストに変換して結果を表示しています。
このように、map
関数とstr.upper
を組み合わせることで、シーケンスの各要素を効率的に大文字に変換することができます。この組み合わせは、大量のデータを処理する際や、コードの可読性を向上させる際に有用です。