Pythonには、リストやタプルなどの配列に一括処理を行うmap
関数と、名前を定義せずに関数を作成できるlambda
式という便利な機能があります。
map関数とは
map
関数は、リストやタプルなどのシーケンスの全要素に対して、指定した関数を適用するための関数です。以下にその基本的な使用方法を示します。
map(関数, シーケンス)
ここで、関数
はシーケンスの各要素に適用する処理を定義したもので、シーケンス
は処理の対象となるリストやタプルなどです。
lambda式とは
lambda
式は、名前を定義せずに関数を作成するための記法です。以下にその基本的な使用方法を示します。
lambda 引数: 戻り値
ここで、引数
は関数の引数で、戻り値
は関数の出力となる値です。
map関数とlambda式の組み合わせ
map
関数とlambda
式を組み合わせると、シーケンスの全要素に対して簡潔な処理を一括で適用することができます。以下にその使用例を示します。
list(map(lambda x: x * 2, [1, 2, 3]))
このコードは、リストの各要素を2倍にした新しいリストを作成します。
以上がPythonのmap
関数とlambda
式についての基本的な説明です。これらの機能を理解し、適切に活用することで、Pythonプログラミングの幅が広がります。