Pythonのlogging
モジュールは、プログラムの動作中にログメッセージを出力するための強力なツールです。この記事では、logging
モジュールの基本的な使い方と、特に時間に関連する機能に焦点を当てて解説します。
loggingモジュールの基本
まず、logging
モジュールを使用するためには、次のようにインポートします。
import logging
次に、getLogger
メソッドを使ってlogger
オブジェクトを生成します。このlogger
オブジェクトを通じて、ログの出力を制御します。
logger = logging.getLogger('example')
logger
オブジェクトには、ログの出力レベルを設定するためのsetLevel
メソッドがあります。このメソッドには、以下のようなログレベルがあります。
- DEBUG
- INFO
- WARNING
- ERROR
- CRITICAL
これらのレベルを適切に設定することで、どのレベルのログを出力するかを制御できます。
logger.setLevel(logging.DEBUG)
ログの時間管理
logging
モジュールでは、ログメッセージに時間情報を含めることができます。これにはbasicConfig
メソッドのformat
パラメータとdatefmt
パラメータを使用します。
logging.basicConfig(format='%(asctime)s %(message)s', datefmt='%m/%d/%Y %I:%M:%S %p')
この設定により、ログメッセージには現在の日付と時刻が自動的に含まれます。
まとめ
Pythonのlogging
モジュールは、プログラムの動作を詳細に記録するための強力なツールです。特に時間に関連する機能は、プログラムの動作を追跡し、問題を特定するのに非常に役立ちます。この記事が、logging
モジュールの使い方とその可能性を理解する一助となれば幸いです。