Pythonのloggingモジュールでログファイルをローテートする方法

Pythonのloggingモジュールは、ログを出力したり、ログファイルを処理したりするのに便利なモジュールです。このモジュールは、ログのローテート（回転）という機能もサポートしています。ログのローテートとは、新しい空のログファイルで追記を再開することを指します。

以下に、Pythonのloggingモジュールを使用してログファイルをローテートする基本的なコードを示します。

import logging
import logging.handlers
import time

logger = logging.getLogger()
logging.basicConfig(level=logging.INFO)
logger.addHandler(logging.handlers.RotatingFileHandler(filename='sample.log', maxBytes=100, backupCount=3))

i = 0
while True:
    logger.info('log %d' % i)
    i += 1
    time.sleep(1)

このコードは、sample.logという名前のログファイルを作成します。ログファイルのサイズが100バイトを超えると、sample.logはsample.log.1に名前が変更され、新しいsample.logファイルにログが追記されます。さらに時間が経過すると、sample.log.1, sample.log.2, sample.log.3という3世代のバックアップが作成されます。

このように、Pythonのloggingモジュールを使用すると、ログファイルのローテートを簡単に実装することができます。これにより、ログファイルが極端に大きくなることを防ぎ、ログの解析を容易にすることができます。.