Pythonでは、ユーザーからの入力を受け取るためにinput()
関数を使用します。この関数は、ユーザーがキーボードに入力したデータを文字列として返します。
基本的な使い方
input()
関数は非常にシンプルで、以下のように使用します。
c = input()
上記のコードを実行すると、何も表示されずに入力受付状態になります。ユーザーがキーボードで何かを入力し、エンターキーを押すと、その入力された文字列が変数c
に格納されます。
プロンプトの表示
入力受付状態で何も表示されないのは不親切なので、入力待ちであることを示すプロンプトを表示することができます。プロンプトを表示するには、input()
の引数に文字列を設定します。
c = input("put text >> ")
数値の入力
input()
関数が返すのは必ず文字列型です。したがって、キーボードから数値が入力されても、変数に入るのは文字列です。キーボードからの入力値を数値として取得したい場合は、型変換(キャスト)をする必要があります。
c = input("put number: ")
val = int(c)
上記のコードでは、入力された文字列を整数型に変換しています。
繰り返し入力
繰り返しキーボードから入力値を取得する場合も、input()
を繰り返し実行します。
params = []
while True:
c = input("put new keyword: ")
if c == 'end':
break
params.append(c)
上記のコードでは、’end’が入力されるまでキーボード入力を繰り返し、取得した文字列をリストparams
に格納しています。
以上がPythonのinput()
関数の基本的な使い方になります。この関数を使うことで、対話的なプログラムを作成することができます。