Pythonのinput
関数は、ユーザーからの入力を受け取るためによく使われます。しかし、この関数を使う際にはいくつか注意点があります。
まず、input
関数で取得されたデータのデータ型は必ず文字列(str)です。したがって、数値を入力してもらいたい場合でも、ユーザーが入力した値は文字列として扱われます。これを数値として扱いたい場合は、int
やfloat
などの関数を使って型変換を行う必要があります。
また、ユーザーが意図しない入力を行った場合にはエラーが発生する可能性があります。例えば、数値を入力してもらいたいのに文字列が入力された場合などです。このような場合、適切なエラーハンドリングを行うことで、プログラムが終了することなく、再度入力を促すことができます。
以下に、input
関数を使ってユーザーから数値を入力してもらい、その数値が一定の範囲内にあることを確認するサンプルコードを示します。
def How_many_players():
player_num = input("How many players? ... ")
try:
player_num = int(player_num)
except:
print("Please enter 2, 3 or 4.")
return How_many_players()
if player_num < 2 or player_num > 4:
print("This game is for 2 ~ 4 people.")
return How_many_players()
else:
return player_num
player_num = How_many_players()
このコードでは、input
関数でユーザーからの入力を受け取り、それが2から4の範囲の整数であることを確認しています。もしユーザーが整数以外の値を入力した場合や、2から4の範囲外の整数を入力した場合には、適切なメッセージを表示して再度入力を促します。
以上、Pythonのinput
関数とその制限について解説しました。この関数を使う際には、上記の点に注意しながら適切にエラーハンドリングを行うことが重要です。