Pythonのif文は、条件式を記述するときに使用しますが、複数条件を指定したり、結果が偽の場合に処理を実行したいなんて場合もあります。ここでは、Pythonのif文で複数条件を否定する方法について解説します。
if notとは
if notは条件式の結果が真であれば偽、偽の場合は真を返す演算子です。そのため、通常のif文の条件式と異なり、条件が成立しない場合にif文の処理を実施したい場合や条件が成立しなかった値を取得したい場合に使用します。
if notの使い方
if notの基本的な使い方は以下のようになります。
if not 条件式:
# 条件式が偽の場合に実行するコード
具体的な例を見てみましょう。以下のコードは、文字列が”orange”と一致しない場合にTrueを出力します。
str1 = "apple"
if not str1 == "orange":
print(True)
else:
print(False)
このコードは、str1が”orange”と一致しない(つまり、条件が偽)場合にTrueを出力します。
その他の論理演算子
論理演算子はここで紹介したnot演算子の他にor、andなどがあります。それぞれの違いについて見てみましょう。
演算子 | 真の条件 |
---|---|
or | どちらかが真の場合 |
and | どちらも真の場合 |
not | 真であれば偽、偽であれば真 |
以上、Pythonのif文で複数条件を否定する方法について解説しました。if notは通常とif文の条件式と真逆の結果を返すので、はじめは戸惑うかもしれませんが、場合によってはif notで式を記述する必要性もでてくるでしょう。もし、if notの使い方を忘れてしまったら、この記事を思い出してくださいね!