Pythonのif-else文は、プログラムの中で「条件分岐」を行いたい時に使用する構文です。指定した条件がTrueであればある処理を、Falseあればまた別の処理を行うことが出来るものです。
if-else文の基本的な使い方
基本的な構文は以下の通りです。
if 条件式:
# 条件式がTrueの場合に実行する処理
else:
# 条件式がFalseの場合に実行する処理
例えば、以下のコードでは、変数 i
の値が5であれば文字列 “Hello” を、そうでなければ文字列 “World” を出力します。
i = 10
if i == 5:
print("Hello")
else:
print("World")
elifの使い方
elifを使うとif-else文内に更なる条件分岐を追加することが出来ます。基本的な構文は以下の通りです。
if 条件式1:
# 条件式1がTrueのときに行う処理
elif 条件式2:
# 条件式1はFalseだが、条件式2がTrueのときに行う処理
else:
# 条件式1、2ともFalseのときに行う処理
例えば、以下のコードでは、変数 i
の値が5であれば文字列 “Hello” を、変数 i
の値が10であれば別の文字列 “Goodbye” を、5でも10でもなければ、文字列 “World” を出力します。
i = 10
if i == 5:
print("Hello")
elif i == 10:
print("Goodbye")
else:
print("World")
複雑な条件式を書く方法
条件式には「==」のみではなく、「>」、「<」や「!=」を使い、またそれらをandやorなどを使用し組合す事が出来ます。
andやorを使ってみよう
if or文は、条件式に提示した二つ以上の条件のひとつでもTrueであれば、指定した処理が実行されます。反対にif and文は、二つ以上の条件のどれもが成立しなければいけません。全ての条件がTrueであった場合のみ、指定した処理が実行されます。
i = 10
j = 20
if i == 10 or j == 15:
print("Hello")
else:
print("World")
上記のコードでは、変数 i
の値が10であれば、または変数 j
の値が15であれば文字列 “Hello” を出力します。どちらの条件も満たさなければ、文字列 “World” を出力します。
ループ内での条件分岐
if-else文はループ内などにも大変活躍します。forループ、whileループのどちらでもif-else文を使用することができます。
for i in range(10):
if i % 2 == 0:
print(f"{i} is even")
else:
print(f"{i} is odd")
上記のコードでは、0から9までの各数値が偶数であれば “is even” を、奇数であれば “is odd” を出力します。
- 以上、Pythonのif-else文について基本的な使い方から応用までを解説しました。これらの知識を活用して、より効率的なプログラムを書くことができます。