Pythonの条件分岐にはif
, elif
, else
というキーワードが使われます。これらはそれぞれ異なる状況で使用され、プログラムの流れを制御します。
if文の基本
Pythonのif
文は、特定の条件が真である場合にコードブロックを実行します。以下に基本的な形式を示します。
if 条件:
# 条件が真の場合に実行されるコード
elifとelseの使い方
elif
は、前のif
またはelif
の条件が偽である場合に別の条件をテストします。else
は、前のすべての条件が偽である場合にコードブロックを実行します。
if 条件1:
# 条件1が真の場合に実行されるコード
elif 条件2:
# 条件1が偽で、条件2が真の場合に実行されるコード
else:
# すべての条件が偽の場合に実行されるコード
注意点
Pythonのif
文でor
を使うときには注意が必要です。例えば、次のコードを見てみましょう。
if a == 'hoge' or 'fuga':
print('coffee')
else:
print('tea')
このコードでは、a
に何を代入してもcoffee
が出力され、else:
は無視されます。これは、Pythonがa
の値が'hoge'
か、もしくは、文字列'fuga'
が空でないかと解釈してしまうからです。したがって、正しいコードは次のようになります。
if a == 'hoge' or a == 'fuga':
print('coffee')
else:
print('tea')
このように、Pythonのif
, elif
, else
文を理解し、適切に使用することで、より効率的なコードを書くことができます。