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Pythonのリストには、要素を追加するためのメソッドがいくつかあります。その中でも、extendメソッドは特に便利で、別のリストを追加してリストを拡張することができます。

my_list = [1, 2, 3]
my_list.extend([4, 5])
print(my_list)  # Output: [1, 2, 3, 4, 5]

しかし、extendメソッドと似たメソッドであるappendメソッドとの違いを理解していないと、思わぬバグを生むことがあります。

例えば、リストを拡張したいのに、appendでリストを渡してしまうと、リスト全体が一つの要素として追加されてしまいます。

my_list = [1, 2, 3]
my_list.append([4, 5])
print(my_list)  # Output: [1, 2, 3, [4, 5]]

また、extendメソッドは引数にイテラブル(繰り返し可能な)オブジェクトを取るため、単一の要素を渡すとエラーが発生します。

my_list = [1, 2, 3]
my_list.extend(4)  # TypeError: 'int' object is not iterable

さらに、文字列を追加する場合も注意が必要です。appendメソッドで文字列を追加すると、文字列全体が一つの要素として追加されますが、extendメソッドを使うと、文字列が一文字ずつ分解されて追加されます。

my_list = ['dog', 'cat']
my_list.extend('bat')
print(my_list)  # Output: ['dog', 'cat', 'b', 'a', 't']

以上のように、extendメソッドとappendメソッドの違いを理解することは、Pythonでリストを扱う上で非常に重要です。適切なメソッドを選択することで、意図した通りの操作を行うことができます。.

投稿者 admin

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