Pythonのenumerate()
関数は、シーケンス(リストやタプルなど)やイテレータを引数に取り、各要素のインデックスと値を同時に取得することができる非常に便利な関数です。
基本的な使い方
enumerate()
関数の基本的な使い方は以下の通りです。
for index, value in enumerate(sequence):
print(index, value)
ここで、sequence
は任意のシーケンス(リストやタプルなど)やイテレータを指します。このコードは、sequence
の各要素とそのインデックスを順に取得し、それぞれindex
とvalue
に格納しています。
インデックスの開始番号を指定する
enumerate()
関数の第二引数に数値を指定すると、インデックスの開始番号を変更することができます。
for index, value in enumerate(sequence, start=1):
print(index, value)
このコードでは、インデックスの開始番号が1からになります。
複数のシーケンスに対するループ
enumerate()
関数とzip()
関数を組み合わせることで、複数のシーケンスに対してループを行うことができます。
for i, values in enumerate(zip(sequence1, sequence2, sequence3)):
value1, value2, value3 = values
print(i, value1, value2, value3)
このコードでは、sequence1
、sequence2
、sequence3
の各要素とそのインデックスを順に取得し、それぞれi
、value1
、value2
、value3
に格納しています。
以上がPythonのenumerate()
関数の基本的な使い方となります。この関数を使うことで、シーケンスやイテレータの各要素とそのインデックスを効率的に取得することができます。.