PythonのDataclassとJSONのCamelCase変換

PythonのデータクラスとJSONの相互変換について、特にCamelCaseとSnakeCaseの変換について解説します。

PythonのDataclassとは

PythonのDataclassは、データを保持するためのクラスです。データクラスは、データの保持とそのデータに対する簡単な操作を提供します。

JSONとCamelCase

JSONはJavaScript Object Notationの略で、データ交換フォーマットの一つです。CamelCaseは、単語の最初の文字を大文字にして連結した文字列の形式で、JSONのキーとしてよく使われます。

DataclassとJSONの相互変換

PythonのDataclassとJSONを相互に変換するためには、dataclasses-jsonというライブラリを使用します。このライブラリを使用すると、DataclassをJSONに変換したり、JSONをDataclassに変換したりすることができます。

以下に、DataclassとJSONの相互変換の基本的なコードを示します。

from dataclasses import dataclass
from dataclasses_json import dataclass_json

@dataclass_json
@dataclass
class Person:
    name: str

person = Person(name='lidatong')
person.to_json()  # '{"name": "lidatong"}'
Person.from_json('{"name": "lidatong"}')  # Person(name='lidatong')

CamelCaseとSnakeCaseの変換

Pythonでは、変数名や属性名は通常SnakeCase（スネークケース）で記述されます。しかし、JSONではCamelCase（キャメルケース）が一般的に使用されます。そのため、PythonのDataclassとJSONを相互に変換する際には、これらのケースの違いをどのように扱うかが問題になります。

dataclasses-jsonライブラリでは、LetterCaseという機能を提供しています。これを使用すると、Dataclassの属性名をCamelCaseのJSONキーに自動的に変換することができます。

以下に、CamelCaseとSnakeCaseの変換の基本的なコードを示します。

from dataclasses import dataclass
from dataclasses_json import dataclass_json, LetterCase

@dataclass_json(letter_case=LetterCase.CAMEL)
@dataclass
class Example:
    int_field: int

example = Example(int_field=1)
example.to_json()  # '{"intField": 1}'
Example.from_json('{"intField": 1}')  # Example(int_field=1)

以上、PythonのDataclassとJSONのCamelCase変換について解説しました。この知識を活用して、PythonとJSONの相互運用をスムーズに行いましょう。