Pythonのループ処理において、特定の条件を満たす場合にだけ処理をスキップしたいときには、continue
文が利用されます。continue
文は、for
文やwhile
文などの繰り返し処理のループを1回分スキップし、次の繰り返し処理に移行するために使用されます。
Pythonのループ処理
Pythonでのループ処理を行う方法は主に2つあります。1つ目がfor
文を使う方法、2つ目がwhile
文を使う方法です。
for
文の書き方は以下のような形です。
for i in リストやrange()など繰り返し可能なオブジェクト:
行いたい処理
一方、while
文の場合は以下のように記述します。
while 条件式:
行いたい処理
continue文の使い方
continue
文は、for
文やwhile
文の中であればどこでも使えます。例えば、for
文の中である条件のときだけ処理をスキップしたい場合は、以下のように記述します。
for i in リストやrange()など繰り返し可能なオブジェクト:
if 条件式: # 処理をスキップしたいときの条件
continue # ここでスキップする
行いたい処理 # continueされたループでは実行されない
また、while
文の場合も同じようにして、以下のように記述できます。
while 条件式:
if 条件式: # 処理をスキップしたいときの条件
continue # ここでスキップする
行いたい処理 # continueされたループでは実行されない
実例
以下に、continue
文を利用した具体的な例を示します。
for i in range(1, 10):
if i % 3 == 0:
print('Python楽しい!')
continue
print(i)
このコードを実行すると、以下のように表示されます。
1
2
Python楽しい!
4
5
Python楽しい!
7
8
Python楽しい!
3の倍数以外では数字が表示されますが、3の倍数のときは’Python楽しい!’と表示され、数字が表示されないことが確認できます。
以上、Pythonのcontinue
文の挙動について解説しました。この機能を理解し、適切に利用することで、より効率的なコードを書くことができます。.