Pythonのループ処理において、特定の条件下で処理をスキップしたい場合にはcontinue文が使用されます。この記事では、その基本的な使用法と具体的な例を交えて詳しく解説します。
Pythonのcontinue文とは？
continue文は、Pythonのループ処理（for文やwhile文）の中で使われます。continue文が呼び出されると、ループ内の残りの部分をスキップして次のイテレーション（反復）に直接移ります。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]
for number in numbers:
if number % 2 == 0:
continue
print(number)
上記のコードでは、numberが偶数（2で割り切れる）の場合、continue文が実行され、print(number)がスキップされます。その結果、奇数だけが出力されます。
continue文の活用場所
continue文は、特定の条件下でループ内の処理をスキップしたい場合に有用です。例えばリストの中で、特定の数値（例えばゼロや負の数値）を無視したい場合などに使用します。
numbers = [1, -2, 3, 0, -5, 6, 7, -8, 9, 0]
for number in numbers:
if number <= 0:
continue
print(number)
このような使い方は、不要な計算を避け、パフォーマンスを改善するのに役立ちます。
まとめ
この記事では、Pythonのcontinue文の基本的な使い方について解説しました。特定の条件の時に処理をスキップしたい場合に有用です。似たような構文にループ処理全体を中断するbreak文もあるため、それについても学んでみると良いでしょう。