Pythonのcontinue
文は、ループの中で使われる特殊な文です。この文が呼び出されると、ループ内の残りの部分をスキップして次のイテレーション(反復)に直接移ります。
continue文の基本的な使用法
Pythonのcontinue
文は、for
文やwhile
文の中であればどこでも使えます。以下にその基本的な使用法を示します。
for i in range(1, 10):
if i % 3 == 0:
print('Python楽しい!')
continue
print(i)
このコードでは、変数i
には1から9までの数字が順番に代入され、そのたびに繰り返し処理が行われます。print(i)
によって、毎回変数i
の値が表示されますが、i
が3の倍数でcontinue
が実行された場合は、このprint
文が実行されずにスキップされて次のループに進みます。
continue文の役割
continue
文の主な役割は、特定の条件下でループ内の処理をスキップすることです。例えばリストの中で、特定の数値(例えばゼロや負の数値)を無視したい場合などに使用します。
numbers = [1, -2, 3, 0, -5, 6, 7, -8, 9, 0]
for number in numbers:
if number <= 0:
continue
print(number)
このような使い方は、不要な計算を避け、パフォーマンスを改善するのに役立ちます。
まとめ
この記事では、Pythonのcontinue
文の基本的な使い方と役割について解説しました。特定の条件の時に処理をスキップしたい場合に有用です。似たような構文にループ処理全体を中断するbreak
文もあるため、それらの違いを理解し、適切に使い分けることが重要です。.